大阪府金融機関防犯対策協議会総会に参加
7月5日、当協会において、金融機関における各種犯罪の未然防止を目的とする大阪府金融機関防犯対策協議会の総会が開催されました。
総会では、同協議会の会長に当協会の鵜川 淳副会長(池田泉州銀行頭取)が選出されるなど、本年度の役員が決定されたほか、事業計画等も了承されました。
今年度の事業計画に関しては、本年1月から5月末までの府内の特殊詐欺被害の被害金額が23億円と前年に比べ8.5億円の大幅な増加となっている状況を踏まえ、防犯事業として、「防犯情報の提供活動」や「官民一体となった「ストップ!ATMでの携帯電話」運動の推進」、「広報・啓発活動」、「安まちアプリ等登録の徹底」を展開することとしています。
このうち「防犯情報の提供活動」では、会員店舗等へのリニューアルした広報誌の配付等により、防犯情報や特殊詐欺被害防止情報を提供する予定です。
また、「官民一体となった「ストップ!ATMでの携帯電話」運動の推進」では、「ATMでの携帯電話を使用しない、させない」を社会の常識として定着させることを目的に、今年度も継続して運動を展開していく方針です。これは、還付金詐欺では、犯人が高齢者に対し、「医療費等の還付金がある」などと言葉巧みに無人ATM等に誘導して携帯電話に指示を出し、お金を振り込ませる手口が依然として目立っていることを念頭に置いたものです。
次に「広報・啓発活動」では、深刻な被害が生じている特殊詐欺被害の防止を強化する一環として、還付金詐欺など犯行手口に対応したチラシ等広報物品を作成・配布し、警察やボランティアと協働する形で特殊詐欺被害防止の街頭キャンペーン等の啓発活動を実施する予定です。
さらに、「安まちアプリ等登録の徹底」では、大阪府警察がスマートフォン用「安まちアプリ」で地域の犯罪発生情報や防犯情報等を継続的に発信する方針を打ち出しています。金融機関にとっては、同アプリの活用により、拠点周辺の防犯情報を把握し、必要に応じて高齢者等への声掛けなど手口に応じた対策を実施することが求められています。
▽ 大阪府警察 「安まちアプリ」の登録
(安まちアプリの登録について・大阪府警察ウェブサイトのURL)
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/seikatsu/11608.html
(安まちアプリの登録・QRコード)