特殊詐欺被害防止啓発活動の実施
大阪府下における特殊詐欺の被害金額は、足許で前年を上回るペースで増加しており、極めて厳しい状況が続いています。
特に、還付金があるなどと言葉巧みにATMに誘導してお金を振り込ませる「還付金詐欺」と、カードの不正利用等を口実に公的機関の職員などになりすましてキャッシュカードを騙し取る「キャッシュカード詐欺盗」や「預貯金詐欺」で、認知件数全体の64%(2024年4月時点)を占めています。
こうした状況を踏まえ、大阪府警察と大阪府金融機関防犯対策協議会(会長は当協会の副会長)では、キャッシュカードを使用する際に注意を喚起する目的で、「ATMで還付金は受け取れない」、「カードは渡さない」などと記されたキャッシュカードケースを作成のうえ、社員銀行を通じて金融機関の利用者に配付する施策を展開しました。加えて、6月14日(金)には、同協議会の会長行である関西みらい銀行今里支店の利用者に対し、作成したキャッシュカードケースや啓発チラシなどを配付しつつ、大阪府警察のマスコットキャラクター(フーくん、ケイちゃん)が注意を呼びかけました。