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相談・苦情等の取扱状況

銀行とりひき相談所受付状況(2024年度)

​銀行とりひき相談所受付状況(2024年度)

【要旨】

● 2024年度の銀行とりひき相談所の受付件数は387件となり、前年度比+13件の増加と16年振りにプラスに転じた。もっとも、1営業日当たりの件数は1.6件と、依然として低水準の状況が継続。
     ― 受付項目別には、「預金業務」が最も多く、全体の3割を占めた。
● 受付件数が16年振りに前年度を上回ったのは、前年度に大きなマイナス要因となっていた「預金業務」や「会員銀行」をはじめ、多くの項目が僅かながらプラス寄与に転化したことが主因。
● こうしたもとでの今年度の特徴は、以下の4点。                                                                    
   ① 高齢化の進展を背景とした相談が継続的に一定数みられたこと。
     ― 具体的には、意思確認が困難な高齢者親族からの預金口座の解約や出金、相続に関する相談のほか、デジタルデバイスの使用に不慣れと思われる高齢者からの金融機関の所在地や電話番号に関する照会等。
   ② 政策金利の引き上げやゼロゼロ融資の返済本格化を背景に、消費者ローンや住宅ローン、事業性貸出など各種融資の返済が困難に陥った旨の相談が目立ったこと。
   ③ 金融関連で社会的に話題となった案件に関連した相談が少なからずみられたこと。
     ― 例えば、新紙幣の両替等に関する照会や貸金庫業務に関する相談等。
   ④ 大阪府下の特殊詐欺の認知件数が依然として高い水準を続ける状況のもとで、「金融犯罪関連」に関する受付件数は、受付件数全体の1割を占める高水準となったこと。                                                                                                                         以  上

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